フォルクローレって?

「folkloreって南米の民俗音楽でしょ?」
…そう一言でまとめるわけにもいかないのです。

フォルクローレというと、どうしても「コンドルは飛んでゆく」のイメージがつきまといますが、フォルクローレはそれだけではありません
アンデスの山間からアマゾンの流域まで標高差6000m以上、南北の緯度差約40度の広大な土地に住む人々がみな、「コンドル」と同じような音楽をつくるわけがありません。国、地方、はたまた村に、独特の音楽を持っています。日本でも「じょんがら節」から「阿波踊り」までいろいろあるようなものです。
何が独特かといえば、大雑把に言えば、それは形式、リズムです。様々な形式、リズムがあり、それらはたいてい踊りとセットになっています。
フォルクローレを演奏している人は、ロックの縦ノリ等とは異なる、奇妙なステップをふんでいます。よく観察すると、曲によって違った動きをしていることが分かります。それぞれの曲が、それぞれの踊りを元にしているわけです。

彼らの音楽にバリエーションをもたらす要因は、風土、そして、歴史です。
ヨーロッパの国による侵略、植民地支配・・・このときやってきた、白人達や、その奴隷の黒人達。彼らの文化と、元々住んでいたインディオ達の文化が、複雑に混ざり合って様々な音楽ができました。

喜怒哀楽、どんな感情でも表現できるのがフォルクローレです。


もうひとつ。「民俗音楽」=「伝統的な音楽」と思いがちですよね。

しかし、「これがフォルクですよ」といって演奏されている曲は、意外と新しいものが多いでのす。
弦楽器がいて、打楽器がいて、管楽器がいる、というバンドのようなスタイルは、今でこそフォルクローレの基本のような感じがしますが、これはけっこう新しいものなのだそうです。
最近では、シンセサイザーやエレキベース、ドラムを駆使しているものも多くあります。
バイオリンやサックス等のクラシックで使うような楽器や、金管楽器などはもう珍しくもなんともないようです。

進化し続ける音楽、それがフォルクローレと言うとカッコよくきこえるでしょうか。


フォルクローレの奥深さを感じていただけましたか?機会があればいろいろな曲を聴いてみてくださいね。